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 1月18日木曜日、事故から2日目。私はどうしても晃のそばにいたかったので、しばらく休む旨職場に連絡を入れました。
 中学3年生の3女、小学6年生の次男も「とても学校に行く気になれない」ということで、家族全員で病院に行くことにしました。
 集中治療室での面会は、午後2時ごろと午後7時頃の2回。治療の状況により、面会できなかったり、面会時刻が遅れることもあります。
 この日の1回目の面会ですが、「お父様とお母様だけにしてください」といわれました。子どもたちを待合室に残し、私と家内は治療室に入りました。
 そこには、呼吸器を付け意識のない晃がいました。すぐに、下半身に目がいきました・・・オムツをつけ、そのオムツから出ているはずの両足はありません。下半身は、『オムツに包まれている』だけのものになっていました。
 妻はすぐ「あっ君!」と言って、私の足元に崩れおちました。私はちは小さくなった晃の姿に、息が止まりそうになり、そして涙が止まりません。
 妻は、私が支えてやっと立っていられる状態。それでも晃の手を握り、「がんばろうな!」「大丈夫だよ!」と声をかけました。
 待合室にいた子どもたちのそばまで行くと、私も泣き崩れてしまいました。それでも子どもたちは、「あっ君大丈夫だよね!足がなくなっても帰ってこられるよね!」と聞いてきます。私も家内も、うなずくのがやっとでした。
 ショウ君のご両親もそばにいらしたのですが、私たちを見てかける言葉もなかったようです。ただ、一緒に泣いていただきました。
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