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 今日は、家内と一緒に「大鹿村騒動記」を観ました。原田芳雄さんの遺作というだけでなく、出来がとてもいいと評判の映画。とても観たかったのですが、都内まで行かないと観れないということで、がまんしていました。
 仕事では、毎日都内に通っているのですが、休みの日には行く気になれません。しかし、ついにシネプレックス新座にやってきてくれたので、張り切って観ちゃいました。
 この映画は、文句なく面白いです。「騒動記」というタイトルからわかるように、いろいろな事件や問題が起こります。最初は、村にリニアモーターカーの線路(もしかしたら線路はないかも)が通るということで、これが映画の最後まで大騒動になるんだろうと思ったら大間違い!
 村人の歌舞伎に対する思い入れや、人と人との絆やつながり、笑いあり笑いありチョット涙ありで、ホント楽しめました。しかし、阪本監督も歌舞伎をストーリーの中心に持ってくるとは、しぶすぎますね。私達にはとっつきにくい歌舞伎ですが、舞台の下にいた瑛太さんがしっかり解説してくれて、歌舞伎にまったく興味がない人でもグッドでな感じで、観客の立場で制作しているのがよくわかります。
 キャストも素晴らしく、適材適所でした。そういえば、岸部一徳さんがザ・タイガースというグループで、長い髪だったことも久しぶりに思い出しました。けっこう、団塊世代の観客に対するサービス精神を感じました。映画って、そういう部分も必要ですよね。
 原田さんですが、本当にすごい俳優さんが逝ってしまって悔しい思いがあふれました。原田さんといえば、私達の世代にとってはアウトローのヒーローのイメージがとても強いのです。でも、どんな役でもこなすことができて、それがまた「すごい!」のです。
 本作は、原田さんのイメージに合わせて作られたような映画です。シリアスなところやユニークな部分、俳優原田芳雄を余すところなくみせてくれました。「木綿のハンカチーフ」や「俺は田舎のプレスリー」を口ずさみますが、とてもいいですよ!
 そして、歌舞伎の場面も含め、最後までカッコイイのです。この映画が遺作だなんて、とても信じられません。
 この映画のすごいところは、制作者側の意図が十分観客に伝わること。また、そのために観客の目線で、だれでもわかるように作っていることです。
 最近は安心して観れる映画、観客と制作側の意思疎通ができるというか、お客さんとスクリーンが一体化して、そして観終わったあとホットする映画が少ないような気がします。この映画は、もう一回観たくなる、それからもう一回劇場という場で多くの人と同じ思いや時間を共有したくなる・・・そんな思いになりますよ。

FC2blog テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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